【漫画】雨の日も神様と相撲を 3【完結】

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 出会いあれば別れあり、始まりあれば終わりあり。「青春×神事×ミステリ」無事完結・・・!

というわけで完結編です。話の内訳としてはVSヤドクガエルで7割、殺人事件解決編で1割という感じでしょうか。殺人事件なんてオマケだよオマケ。

 本作主人公の文季君は常に冷静沈着、そして相撲に対して真摯に向き合っていました。相撲に向かない小柄な体格でも、それをカバーするために必死で相手を分析し全力を尽くす。それは神様(カエル)相手でも変わりませんでした。また、いっそ相撲が嫌いだったらよかったのに、というくらいには自分が何のために相撲を取るのか、ずっと悩んでいました。。亡くなった両親からの期待と相撲に向かない自分の体格。どうにもならないことの板挟みです。

 そんな悩める中学生の文季君、カエルがしゃべってがっぷり四つに組み合って女の子が原付バイクを片手で持ち上げるファンタジーに巻き込まれた結果、とうとう自分が相撲をやってきた意味を見つけ、そして実現します。晴れ晴れとした表情で「僕の夢は叶った」と言う文季君。よかったねぇ・・・。

 VSヤドクガエル、そして「カエルの花嫁」の因習がひと段落着いたらさらっと殺人事件が解決し、村とカエルと神様の関係の説明へ。カエル(神様)もグローバル化の波にさらされ今後どうするか悩んでいた様子。まさかカエル(神様)の口から「コメの消費量の減少」や「遺伝子組み換え品種の台頭」というセリフを聞くとは。そのうちIT化とか言い出しそうですね。カエルの手ってタッチパネル反応するのかな?

 まぁその辺のなんやかんやの説明の中でカエル(神様)から真夏の恋心の暴露、そしてそれを華麗にスルーする文季君というお約束を挟みつつ、今回の「カエル(神様)の相撲の特訓」の裏話がカエルから語られます。

 2巻のオマケと言いカエル(神様)達コイバナ好きだな!そもそも日本の神様ってそんなもんでしたっけ。10月に出雲に集まってやってることは縁結び会議だし。真夏は真夏で惚れてるのは明らかだったけどまさかそこまでとは。顔を赤くしてバタバタするとか久々に見たわ。そして「それがいい」という真夏さん超かわいい。超レアなむっつりしていないコマがこれは破壊力が高い。

 まぁそんなこんなでアレですよ。ボーイミーツガールで大団円ですよ。ミステリー要素なくてもよかったんじゃね?と思わなくもないですが細けぇこたぁいいんだよ!

 城平先生の「原作者後書き」によると、次回はヒトデかカニかウニとのこと。ヒトデを口に突っ込まれて殺される人が出たりするんでしょうか。今から次回作が楽しみですね!

そんなわけで「青春×神事×ミステリ」これにて無事閉幕。カエル好きな人、相撲が好きな人、ボーイミーツガールが好きな人は是非どうぞ。

2巻の感想はコチラ

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