【漫画】世話焼きキツネの仙狐さん9巻

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前回の3つの出来事!

一つ、中野さん退職する!

二つ、中野さん帰省する!

三つ、仙狐さんと中野さんの因縁が明らかに!

というわけで(どういうわけだ)9巻は中野さんの転職活動からスタート。持ち前の運の悪さから、なかなか上手くいかず公園のブランコで黄昏る中野さん。最近なかなか見ない光景ですね。

自己PRのために己と向き合い、取り繕ってなお否定され・・・徐々に自分を見失っていき、最後には自分が何をしたかったのかも分からなくなっていくんです・・・!

ジャスコ

 12年ほど前の就活の時を思い出しますね。あの時は周りが推薦でポンポン決まる中自分だけ決まらなくて、かなり精神的に参りました・・・。しかし中野さんには仙狐さんがいるのだった!クソッ! 今の中野さんは独りではありません。仙狐さんがいるからくじけずに頑張れる、いい話ですねぇ・・・。

 激烈に運が悪い中野さんですが、応募した会社の偉い人が実は骨折した時に助けた人。情けは人の為ならず、とは言ったものですが、中野さんの行動が呪いに打ち勝ったみたいな感じが出てますね。この調子で呪いに抗ってほしい所です。

 そんなこんなで新しい職場で働き始める中野さん・・・と福田さん。現代日本でも通じるタヌキパワーおそるべし。人間に対して平成に合戦を挑んだだけはあります。おそらく福田さんはあの時の生き残りの娘とかでしょう。

 初日を終え、定時で帰る先輩を見て前の会社がブラックだったことに気付く狸娘。自分の常識、社会の非常識というわけではありませんが、外に出て初めて分かることってありますよね。やはり一度は転職すべき・・・か?

 早い時間に帰宅し、仙狐さんとゆっくり過ごす時間ができた中野さん。もうこれだけで転職した甲斐があったよね。少し前に書きましたが、時間は有限なのです。お金があれば回避できる不幸は増えますが、幸せにはなれるとは限りません。今の中野さんは、就業することで社会との繋がりが実感でき、仙狐さんとの時間を過ごすことで幸福を感じるという、非常に幸福度の高い生活になっているのではないでしょうか。いいなぁ。

 次!中野さん引っ越す。まぁ曰く付きの物件くらいなら神使の仙狐さんなら一切問題ないですね。それにしてもジャスコさん、もう中野さんにベタぼれでは?そして新キャラの四谷さんがイイ!霊感があるとかは置いといて。仙狐さんをみて内心のウキウキをひた隠し、クールにふるまう姿がGOOD。たまに表情筋が崩れてますがそこもヨシ!

 中野さんの新しい職場ではリモートワークが推進されています。リモートワークって適正ある人だととことん作業効率上がるんでIT系に限らずどんどん導入すべきと思うんですけど、どうなんでしょ?会社に行くの週に2,3回で良くない?製造業でも総務とか経理とか事務職の人はやればいいのに。

 しかし、自宅でリモート会議するときの家族の声ってめっちゃ気になりますよね。そして働く中野さんにときめく仙狐さん。たとえお約束と言われようがヨシ!サラリーマン川柳では散々な言われようのお父さん方ですが、本来は働く姿ってカッコいいはずなんですよ。何が原因か分かりませんが世の中のお父さんたちは悪く言われすぎではないでしょうか。

 ラストは神使見習いの鈴のお話。長命な種族?と人間の寿命のすれ違いは定番ではありますが、まぁ、アレよ。王道ですよ。お約束と言われようが定番と言われようが良いもんは良いんですよ。ろりばばーんという効果音を背負う仙狐さんとシロちゃんの年の功がさく裂します。再会は叶わなかったと言え、「鈴に胸を張れる人生だったか?」と精進し続けたまーくんは幸せだったのではないでしょうか。

 そんな感じで中野さんが幸せな生活を見せつける9巻感想でした。

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