【漫画】図書館の大魔術師【感想】

マンガ・小説
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孤独だった少年が本の力で世界を繋げる物語。

その昔、書物は金と同様の価値を持っていた。 小さな村で姉と2人、貧しい暮らしをしていた少年は本の都“アフツァック”に憧れを抱いていた。そんなある日、一人の司書と出会い、運命が大きく動き出す──。 圧倒的な画力で魅せる異世界ビブリオファンタジー開幕!

講談社アフタヌーンHPより

 なんか最近、新しい漫画に手を出す元気がないなぁと思っている私ががっつりはまってしまったこのシリーズ、図書館の大魔術師4巻が先日発売されました。

 1話は公式サイト(https://afternoon.kodansha.co.jp/c/toshodai/)から読めるので今すぐ読んでほしいな!

 ざっくり各巻の説明をすると1巻は主人公の旅立ち、2巻は試験会場までの旅、3巻は司書試験と襲撃事件、そして4巻でワクワクドキドキの司書生活スタート!という感じ。まずは1話を読んでみよう。

 この図書館の大魔術師、その絵の緻密さ、世界観の作りこみ具合もさることながら、謎を随所にちりばめている点も見逃せません。最大の謎は表紙の

原作「風のカフナ」

著 ソフィ=シュイム 訳 濱田泰斗

図書館の大魔術師 表紙より

でしょうか。なんせ「風のカフナ」で検索してもHIT数0。日本語訳が(おそらく)されている小説がHIT数とかありえません。作中の小説だろうと思われますが、今度どのように物語と関わってくるのか?もう楽しみでしょうがありません。ちなみに著者のソフィさんは4巻で主人公の同期メンバーとして登場しました。まだ小説を書いている描写はないため、今後巻き起こる事件をもとに彼女が執筆する小説が「風のカフナ」だと思われます。・・・キャラクター紹介で「隔たる年齢」とか言うのやめたげてよーw

 また、主人公のシオ君は本が大好きで大好きでしょうがなくて、そして人生の恩人に憧れて図書館の司書になったわけですが、その司書さんらが扱う「本」の設定もなかなか凝っています。本が原因で戦争やら虐殺やら起きているのもなかなかエグイ。所々に入るこの世界の本からの引用も不穏なものが見え隠れしています。そんないくらでもヘビィな展開に持っていけそうな伏線も見どころの一つですね。

 色々と書きましたが最後に。

 4巻ラスト!英雄はともかく魔王ってどういうこと!?ここで引きかよ!!続きまだか!!

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