【漫画】最後のレストラン17【感想】

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 ウフ・フリって割と簡単そうに見えますね。やってみようかな。(挨拶)

 生きていると、嫌なことが割とたくさんあります。しんどい仕事、長時間残業、人間関係の悩み、増える税金、増えない給料。社会人なら1度は何もかも投げ出して自分を知る人がいない土地に行ってしまいたい、と思ったことがあるのではないでしょうか?

 17巻では冒頭から園場氏が国税調査にブチ切れて旅に出てしまいます。

「何もかも捨てて逃げましょう」

と言って目的地も決めず、ヘブンズドアの仲間にも告げず当てもない旅へ出る園場氏。でもヴォルフを連れて行ったり、ことあるごとに店の心配をするあたりがいかにも園場氏。ぶれないキャラっていいですよね。

 ちなみに最後は店に帰るのですが、きっかけは市都民税の滞納の連絡。世知辛い・・・。

 そんな感じで始まる園場陵ぶらり一人旅、お客様は武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、毛利元就、徳川家康。日本人なら皆知っているであろう戦国武将ですね。今回は元ネタ調べなくてすんだ!良かった!このあたりの武将を主役にしたお話ってのは数多くある気がしますが、そこは最後のレストラン、だいたい亡くなる直前なので新鮮な気持ちで読めます。元気に合戦してるときの話が多いからね!

 今回心に突き刺さったのは徳川家康の言葉。

70余年、わしは、この世のうつつしか見ておらんかった・・・

 病床に臥し、自由にならない体で人生を振り返り、信長が安土城、秀吉が聚楽第を造った意図を悟り、自分の人生は一体何だったんだ、と後悔するシーンのセリフです。

 壺に石とか砂利を入れる話を思い出しますね。人生で一番大事なことは何なのか。目の前にあるからといって些事ばかりに気を取られていると本当に自分の大事なこと、やりたいことができないよ、という話なのですが(雑)、本作の家康にとっては、天下泰平なんかは些事で本当にやりたかったことは別だったってことですね。

 人間、意外と自分がやりたいことを分かってないらしいです。実際私も最近よくわからなくなってきました。だからこそブログ立ち上げて色々やってみてるんですが・・・。タイトルから「にわか」が取れるときが来るのか?来たらいいなぁ。

 ところで園場氏が旅先から唯一居場所を知らせた好美と一人園場を追いかけたジャンヌ、ヒロイン争いはどうなるんでしょう?今回はジャンヌがかなり攻め込みましたが・・・。園場氏が某緑の鬼畜王みたいな性格だったら話が早いのですが、そこは良くも悪くも一般人ヘタレの園場氏。ジャンヌにここまで言わせて手を出さないのか!?まぁ、手を出したら責任取らなきゃ・・・って常に頭のどこかにあるんでしょうね。まぁ分かる。分かるよその気持ち。しかしいずれは決着をつけないといけない問題ではありますが、決着ついたらジャンヌが元の時代に帰っちゃいそうなのもちょっと不安。もう園場氏の胃を代償にハーレムでいいと思うんですがいかがか。

 といったところで本日はここまで。

 

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