【漫画】虚構推理13【感想】

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品性!(ネタバレ)

というわけで虚構推理13巻が発売されました。

32~35話+書き下ろしが収録されており、雪女のジレンマ(③、④)、よく考えると怖くないでもない話、見たのはなにか①、雨の日も神様と相撲を、となっています。

 雪女のジレンマは雪女が可愛かった12巻からの続き、解決編ですね。

 雪女と言えば人を凍死させたりと作品によって描かれ方が異なりますが、元ネタ?の雪女伝説では遭難した男のところに嫁に来て約束を破られても子供のために見逃すという情の深い妖怪。

 それに比べて生きてる人間の恐ろしいことよ・・・。

 34話の「よく考えると怖くないでもない話」でも語られますが、居るかいないかわからない幽霊よりも確実に首を絞めてくる借金と生きている人間が怖い、というのは・・・昔から言われてましたね。

 さて、それを踏まえたうえで「雪女のジレンマ」ですが・・・

 もう末永く爆発すればいいんじゃないかな。

 開始早々室井氏に「実は犯人じゃないか」と推理を語るおひいさま。それに「顔はアレだがそんなことをできる男ではない」と必死にかばう雪女。そんな震えながら抗議する雪女を見て、そしておひいさまから諭されて、俺は・・・!と再起を決意する室井氏。実はすべて分かったうえで人間不信の室井氏を奮起させるための芝居だったのだ!!!

 ドライと思わせつつ人の恋路にはやさしいおひいさま。ステキです。

 さて、室井氏が容疑をかけられた殺人事件ですが、こちらも真実がおひいさまから語られます。おひいさまはどうやって真実にたどり着いたのか?答え:近所の幽霊に聞いた。身もふたもないけどそういうシリーズだからしょうがないね!ちなみに犯人については賛否両論あるかもしれませんが、原作者曰く、変わり種だけど前例は無くはない、とのこと。本格ミステリファンの方に怒られるかもしれませんが、ミステリ読んでも一切自分で考えずにひたすら読み進めていく派の私にとっては面白かったからヨシ!

 続いて「よく考えると怖くないでもない話」。バイトする九郎先輩とたまたま同じバイトに入った大学生の四方山話。「切ろうと思って切れる縁は縁じゃない」と語る九郎先輩に苦労の影が見えたり。

 後半しか出番がありませんが、頭で皿回ししながら入浴中の九郎先輩を写メるおひいさま超クール。以上。

35話「見たのは何か①」おひいさま&六花という珍しい組み合わせの話です。当然ですが過去の話ですね。冒頭、「どの下着が好みか?」というおひいさまから九郎先輩への問いから始まり、過去に「あなたの従弟の性欲はどうなっているんだ!」という六花へのガールズトークなシーンへ繋がります。慎みィ!という九郎先輩のツッコミも何のその。軽快なトークから六花がおひいさまの依頼を手伝うことになります。

 今回は事件のあらまし~関係者への接触なので本格的な事件解決は次巻に持ち越しですね。見どころは激辛ラーメン5杯を軽く平らげる六花でしょうか。あとは妖怪すねこすり。カワイイ。

 おまけマンガは雪女と室井氏のその後。可愛い。

 特別収録の「雨の日も神様と相撲を」、青春×神事×ミステリ!!と銘打ってありますが、1話はミステリ要素はありません。1話だけ読んだら青春×相撲×神事って感じの漫画なんですが2話以降でミステリ要素がでるんでしょうか?。本作、虚構推理とはかなり雰囲気が違いますが、こっちはこっちで面白そうです。「マガポケ」にて1,2話無料公開中!!とのことなので気になる方はどうぞ。

 私?私は1巻買うよ。

といったところで今日はここまで。

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