【漫画】王様の仕立て屋~下町テーラー~5 【ネタバレあり】

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王様の仕立て屋~下町テーラー~5巻

みんな大好き王様の仕立て屋です。収録されている話は下記の7話。

  • いつもの洋食
  • 空き地の土管
  • 三寸の金蓮
  • イチローのバット
  • みどりのマキバオー
  • 餃子の襞(ひだ)
  • ナポリ日記(書き下ろし)

 このタイトルだけ見て内容を想像できる人がどれだけいるのか?という疑問はさておいて各話あらすじと感想です。

いつもの洋食 

 職人仲介業者の松任谷氏とスジ子ちゃん登場。スジ子って名前適当過ぎない? 

 フルオーダーのスーツが10日後に必要!というお客に対し最低3か月は必要!と断る松任谷氏。そこに織部に話が振られて・・・という感じ。10日でフルオーダーができるわけがない!→できたわ。しかも完璧だわ、という流れは本作のお約束ですね。そもそも主人公の織部悠自体が「話の都合のためにできあがった天才外道職人」って作者も言ってるので松任谷氏の感想はいたって普通なんですよね。

 初めてオーダースーツを注文に来たお客さんに対し、「服はあくまで日用品」と説明されていますが、この辺りがタイトルとかかっているのかな?

 舞台が銀座、スジ子さんの前職がホステスということで当世銀座節で締めです。「東京銀座は恐ろしところ 虎と獅子とが酌に出る」・・・わかんねぇよ!

空き地の土管

ドラえもんでは土管がある空き地はおなじみですが、私は見たことがありません。まだあるんでしょうか?

 それはさておき、会社から無茶振りされた若手社員の話です。なんやかんやで社長自ら企業CMを作成することになり、その社長の思いつきで振り回される若手社員。スーツでスタイリッシュにダンクシュートを決めるために織部に相談しますが、一旦は断られます。その後も社長の思いつきに振り回され、疲れ切ったところにOB訪問中の後輩に「そんな先輩見とうなかった」と失望されてしまいます。「現在の自分を見て未来を失望させるわけにはいかん」と改めて織部に相談。織部も「その言葉が聞きたかった」と某闇医者のようなセリフを吐いて見事スーツを完成させるのでした。

 社長とその取り巻きはいい映像がとれてご満悦、若手社員に対しても「俺が使ってやったんだwww」と調子にのっていましたが実はその若手社員、超有名YouTuberでぶっちゃけ会社やめても食っていけるということが発覚。慌てて下手に出るのでした。ちゃんちゃん♪

 なんか落語にありそうですね。最近はブログ、YouTubeなど、サラリーマンでもできる副業がたくさんあるようで。勤め先に経済的な依存をしない、というのは昔よりは楽にできるようになってるようです。私もそうなりたい。最後のページのアインシュタインの言葉が身に沁みます。

「成功者になろうとするのではなく、むしろ価値のある人間になろうとせよ」

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三寸の金蓮

スジ子ちゃんの友人、タラ子にカズ子登場。ネーミングゥー!

ちなみにこの「金蓮」という言葉、纏足を形容する言葉とのこと。作中でも「三寸金蓮」の説明がありますが、さすが織部。博識です。

 今回はアラフォーおっさんのコーディネート~靴にこだわりがある場合~という感じ。先っぽがとんがってる革靴、スワールトゥっていうんですね。こだわりがあるのはいいことだけど、固執しちゃうと人生楽しめないよ、という感じの話ですが、この辺はファッションに限った話ではないですね。

 ファッションをネタにしているだけあって、デートシーンでのコーディネート、というのも定番のネタなのですが、「対人面で最強のコディネートは上司と女に逆らわないこと」と言いきっちゃう織部。こういうところは初期から一貫していて変わりません。

 仕立てた服でデートもうまくいき、結婚まで行くか!と思いきや振られてしまうのも無常感があっていいと思います。

イチローのバット

ぶらり親方一人旅~北陸人情編~。

こういう人情物好きなんですよ。親方もいい味だしてます。まさにいぶし銀。

 装いを変えただけで何が変わる?という人もいるかもしれませんが、人の第一印象は3秒くらいで決まってしまうそうです。いつも同じような服を着ていた人がガラッと変えてきたら話のとっかかりにはなるんじゃないでしょうか。そこから先は本人次第ですけどね。

みどりのマキバオー

お馬さんが好きな3代目の話。着ているスーツで門前払いを食らって「物の出来より来ているもので判断するような世界はこっちからお断りだ!」とブチ切れる3代目。私の周りにも似たようなこと言う人いるわ。でも第一印象って大事だよね。

 マキバオーっていうくらいだから馬の話です。もともと縁起物ですし、スーツの本場イギリスでも馬をモチーフにした紳士アイテムは色々あるようで。あちらでは乗馬も貴族のたしなみですしね。しかし馬が9頭で「馬九行久(うまくいく)」ってのは知らなかったなぁ・・・。日本で馬と言えば競馬が最もメジャーな気がしますが、本作でも競馬に行って締めとなります。

酒ものみなよ ばくちも打ちな たんとかせいだ端だけ

餃子の襞

日本で根付いた餃子はなぜ共通して皮が薄く、本場中国で入れないニンニクが入れてあるのか?てきとうに仮説をたてよ(20点)

作中でミドルエイジのお客さんに対して織部が「それでこそ実りのある朱夏白秋」というわけですが、朱夏白秋ってなんぞや?と思って調べたら青春の次の年代のことだそうで。ざっくりですが

青春:0~25歳、朱夏:25~60歳、白秋:60~75歳、玄冬:75歳~

とのこと。青春しか知らなかったわ。

今回のポイントはズボンのプリーツ。通常は外向きだけどインボックスプリーツといって内向きにしたもの。分かる層には分かるらしいですよ?

ナポリ日記

 書き下ろしですね。マルコ、セルジュにジラソーレ組が怖い話で盛り上がる話。イタリア、イギリスには有名な心霊スポットがあるけどフランスにはあんまりないそうな。そういうお国柄なんですかね?

というわけでいつも通りの安定したおもしろさでした。6巻は6月発売とのこと。家でごろごろしながら待つとしましょう。

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