【漫画】王様の仕立て屋【おすすめ】

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 男性のスーツってどんなイメージでしょうか?サラリーマンにとっての仕事着というイメージの方が多いのではないでしょうか。

「スーツ着て満員電車で通勤」

とかよく聞くフレーズですね。私もなんか窮屈だしどれ選んだらいいか分かんないしで好んで着たいとは思いませんでした。そうこの漫画を読むまではね!

タイトルの通り仕立て屋を営む主人公、織部悠がその神業的な技術で服を仕立て、ついでにそのお客さんの未来や悩みも切り開く、というストーリー。ありがちかもしれないけど私はほかに知りません。

本作品はちょこちょこシリーズが変わっており、

  • ~サルト・フィニート~:全32巻
  • ~ サルトリア・ナポレターナ〜:全13巻
  • ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~:全7巻
  • ~下町テーラー~:グランドジャンプにて連載中、最新刊は4巻(2020年1月現在)

と現在第4シーズンが連載中です。

 初期からすると主人公の性格がかなり丸くなっていますが長期連載ではしょうがないですかね。最初の頃は師匠がこさえた借金返済のためにカモッラ(イタリア南部のヤクザ的な組織)からも依頼を受けたかと思えば気に食わない依頼は蹴ったりとthe職人という感じでした。マフィアやカモッラ相手に飄々と依頼をこなす織部もかっこよかったのですが弟子ができたあたりからあまり見なくなってしまいました。残念。

まぁマフィアの代わりに世界的な服飾ブランドの総帥とやりあったりするのですが。

 また、ファッションをネタにしているだけに人生に悩んだ客だけでなく、当然TPOにふさわしい服を求めてくるお客さんも登場します。中でも特に印象深いのが

ハゲはどうコーディネートしたらいいんだ!?

というお客さんでしょうか。かのユリウス・シーザーもハゲには悩んだと聞きますがハゲはそれだけ昔から男性の悩みなわけです。ハゲの特効薬ができたらノーベル賞物とか言いますしね。そんな若くして禿げちゃって会社ではヅラで通しているお客に対して悠が言い放った回答は

ハゲがアピールするポイントは潔さだ!

自分ができるかどうかは置いておいて 圧倒的に同意せざるを得ません。ハゲに送るアドバイスとしてここまでここまで的確なアドバイスがあるでしょうか。

こちらで専門家が言われている通り、何をどうしようが

禿げるときは禿げる

のです。もうどうしようもない。ハゲも自分の個性とし受け入れる人と恥と思い隠す人、どちらの生き様が堂々として男らしいか、言うまでもないでしょう。外見は一番外側の内面とも言います。恥じることなく背筋を伸ばすことのできる格好というものはかっこいいものです。クラシックスーツの歴史はきっとその手助けをしてくれるのでしょう。

オシャレを楽しんでいる方々には当たり前のことなのかもしれません。しかしそうでない人もいるわけで、そういう方にこそ読んでほしい。そんなマンガです。

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