何の変哲もないレストラン「ヘブンズドア」に、時空を超えて偉人達がやってくる! しかもその偉人達は揃いもそろって死ぬ直前。彼らが生前最後に口にしたかった食べ物は一体? 彼らの要求する無理難題にオーナー園場凌はどう立ち向かう??
コミックバンチHPより( https://www.comicbunch.com/manga/wed/saigonorest/ )
というわけで最後のレストランです。 現在14巻まで発売中。 基本的に1話完結型の漫画ですが 2016年にドラマ化もしてたらしいですね。
歴史上の人物ということでお客さんは織田信長や坂本龍馬、マリーアントワネットに楊貴妃と東西を問わず歴史上有名な非業の死を遂げた人物らとなります。
主人公がかなりのネガティブ思考のダメ人間ですが口八丁手八丁で難題を乗り越えていくところが面白い・・・かな?しかし特に私に突き刺さった話がありまして、それが9巻43話。あるキャラクターが客のモーツアルトに対して言ったセリフ。
仕事とは他者の喜びのために働くことである、ただ口に入るもののためだけに働くのであればそれは奴隷である
モーツアルトは晩年、かなり困窮し無理をしていたとか。明らかに具合が悪そうなモーツアルトになぜ体を壊すほど働くのか?と尋ね、生きるため、お金のためだとの答えに対して放ったセリフです。
さて、私はサラリーマンをやっているわけですが、ぶっちゃけ働く理由なんてまず明日の飯くらいしかなかったわけです。独身だしね!
で、このセリフを見たとき、なんとなく自分の仕事を振り返り、果たして私は奴隷ではないと胸を張って言えるのか?と思ってしまったわけです。ちなみに未だに答えは出ていません。
ほかにも、この世全ての贅を尽くしてきた、と豪語する客に施しこそが最高の贅沢である、と言い放ったりとお気に入りのシーンはちょこちょこありますが全部語るとネタバレになっちゃいますね。
そんなわけで最後のレストラン、おすすめです。
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