【小説】ロボコン6210【感想】

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 NHK学生ロボコンってご存じでしょうか?NHK以外でもマイクロマウスや知能ロボコンなど日本には様々な「ロボットを作って競い合わせる」大会があります。変わり種だとヘボコンとかありますね。

何を隠そう私もロボコンが好きで小さいころからテレビで見てましたし、ロボコニストにあこがれておりました。大学の学部もロボット作りたいからという理由で工学部を選んだくらいです。そんな私がこの本を読まないことがあるでしょうか、いや、ない。その名もロボコン6210。本日紹介する本です。

 本作、ちょっと変わった形式で書かれており、実況者と解説者の会話のみで話が進んでいきます。舞台としてはロボコンの大会そのもの。ロボットの挙動に一喜一憂、泣いたり笑ったりするピットメンバーの様子も実況として語られます。また、あくまで「実況」と「解説」の会話形式なので最新や流行の技術は知っていてもロボットの設計思想や挙動などは推測で語れます。当然この2人が知らないものは「~のようなもの」「~でしょうか」といった感じで描写されます。そのため、最初のほうではなんのこっちゃ、と思っても読み進めていくうちに「なるほど!」「あれのことか!」とちょっとしたアハ体験が味わえます。

対戦形式の試合であるため、最後はロボット同士のぶつかり合いになります。当然実況も白熱し、まるでロボコンの決勝戦を見ているような気分になること間違いありません。

88ページとさっくり読めてしかもkindle Unlimitedで無料で読めます。いかがでしょうか。

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