【投資】従業員持株会を休止した話

投資
スポンサーリンク

 日が沈むのも早くなり、めっきり秋らしくなってきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。秋の楽しみと言えば秋刀魚ですが、今年は記録的な不漁とのこと。食べられるかなぁ・・・。

 さて、突然ですが、入社時に入会していた従業員持株会を休止してきました。休止=毎月の購入をストップですね。かれこれ10年、月々の購入額は微々たるものでしたが120か月となるとそれなりの株数になっています。

 そもそも従業員持株会とは福利厚生の一環として採用されており、

  1. 資産形成の一助となる
  2. 奨励金が出るため普通に買うよりお得
  3. 最低売買単位を気にしなくていい

 などのメリットがあります。通常、株式を購入する際はSBIネオモバイル証券などを除いて単元数=100株とか1000株ごとでしか購入できません。しかし、従業員持株会に入会していればこの単元数を気にせず、1か月いくらで定期購入できるので非常にお手軽に投資できることになります。

 私も入社時にそんな感じの説明を聞き、まぁ3000円くらいなら、と思って入会したわけです。しかしそれから10年。会社の状況は変わり、自分の状況や資産運用に関する考えも変わってきました。毎月の出費の一つとして持株会を見た時、本当にこのまま続けていていいのか?という疑問が出てきたわけです。そして、一つ重大な説明を聞いていなかったことに気付きました。

 この自社株売るときどーすんの?

 今思えばあまりにひどい。メリットだけを聞いて手放すときの話を聞かないとは・・・。認めたくないものですね。若さゆえの過ちというものは。

 実際、休止や退会、株式の一部売却とかできるはずなんですが、そのあたりの説明を受けた記憶がない。こりゃいかん、と思い会社の担当部署に問い合わせたところ、休止は申請書1枚で対応、株式の一部売却や持株会の退会の際は野村證券の証券口座に振り替え→自分で売却、ということが判明しました。

・・・

・・・

 野村証券限定かよ!!!

 これが一般的なのか弊社だけなのか良く分かりませんが・・・持株会の売却のためだけに証券口座作るのはかなりめんどくさい・・・。

 今のところ定期購入だけ辞めて株を売ることは考えていませんので今回は書類1枚提出して終わりましたが、退会する時のことを考えると気が重いですね・・・。

 

 さて、ここからは今回の件を踏まえ、私の従業員持ち株会に対する考えになります。

結論から言えば、

 従業員持株会への入会はやめとけ

ですね。資産形成はiDeCoや積み立てニーサでやりましょう。従業員持株会の奨励金制度は確かに美味しいですが、

  1. 損切りが手軽にできない
  2. 定期購入のストップが手軽にできない
  3. 売るときがとにかくめんどくさい
  4. 会社の業績が下がって収入が減ると自分の資産も連動して減る

といったデメリットがあまりにも大きすぎます。特に4番。よっぽど会社が好きで好きで俺は会社と添い遂げるんだ!という方は別ですが、基本的にそんな人は少数派だと思います。業績が悪く、収入が減っても株式という資産があれば安心できるよね、という感じで投資をしている方が多数派ではないでしょうか。持株会だと全然安心できないんですよね。

 また、株式投資において「損切り」はする、しないは置いておいて非常に重要な行為であることは間違いありません。しかし持株会では

ぼく
ぼく

弊社の株価がヤバい

 となったときにスパッと損切りできないんですね。自分は手放したいのに株がガンガン下がっていくのを指をくわえて待つだけ、という状況が容易に想像できます。

 ちなみに、私の持株は現在の株価に対して平均買い付け額が3倍くらいになっているので、今売り払うと大損です。これが損切りできない心境・・・!株価は下がる一方っ・・・!今手放さないと更に損をする可能性がっ・・・!しかし株価が上がる希望を捨てきれないっ・・・!!と福本漫画に出てきそうなセリフが頭の中をぐるぐる回っています。さっさと損切りしておけばこんなドツボにはまることもなかったでしょう。さすがに今日明日に倒産することはないと思いますが・・・どうしたものか。

 そんなこんなで従業員持株会を休止した話でした。会社の偉い人に入会を勧められたときはどーにかして断ることをお勧めします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました