読んでてあれー?と思ったら最後まで読んで納得。そんな感じのQ.E.D.iff19巻です。
このQ.E.D.シリーズは単行本に2話収録、そのうち1話は殺人事件で残りの1話は非殺人事件という構成になっています。最初はん?と思ったんですが最後まで読んでなるほど、と。
とりあえずアレですね。1話目の「ドッペルゲンガー」ではメキシコの麻薬カルテルが出てくるのですが・・・超怖い。そしてオチがグロい。本当にこんなことやってるんですかね?と思って調べたら想像以上でした・・・。やべぇ・・・。あとはこの話はメインで動くキャラクターが可奈ちゃんではありません。ってか可奈ちゃんの出番がほとんでありません。NYでミュージカル見てるらしいです。2話目の「春の風」ではたまたま事件と関係のある会社のバイトとして出てくるのですが。ちなみにメインで動くのはFBI捜査官のアストロ氏。そして本作で一番の食わせ物がアストロ氏のかーちゃんのクルーム教授。一歩間違えたら息子死んでるぞ・・・。
2話目は「春の風」。今度は割と最初から可奈ちゃん登場。というかデスクワークしてる可奈ちゃん見てパラレルワールドの話かな?って思っちゃったYO!
政財界のしがらみに囚われ、非常に仕事がやりづらい水原警部。そこでさらっと「私が代わりに調べるよ」と言っちゃう可奈ちゃん。「父の仕事の手伝いをする娘」と聞くと普通ですが実際は「父(警部)の仕事(殺人事件の疑いがある捜査)の手伝いをする娘」。くぅぅっ、いい子だなぁ!
燈馬君の「誰よりもうまくやってくれますよ」というコマも印象的。全幅の信頼を寄せているのが分かります。もう20年以上の長い付き合いだからね・・・。作中では1年チョイくらいしか経っていないけど。
「春の風」の感想としては・・・緑色の目をした怪物って怖いね、ということで。ミステリーの動機としてはありがちなんですけどね。
ちなみにこの19巻、加藤先生の新作「空のグリフターズ」第1話が特別収録されています。副題が「1兆円の詐欺師たち」、主人公チームが3名ということでコンフィデンスマンみたいな感じなんでしょうか。1話を読みましたがこの先の展開が非常に気になるところ。主人公の空は100億円稼ぐことができるのか!?ちなみに1巻も同時発売ということで購入済みです!読んだら感想書こう。
そんな感じのQ.E.D.iff19巻感想でした。
コメント