C.M.B.が完結してはや8か月！（単行本ベース）Q.E.D.でおなじみ加藤先生の新シリーズｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
というわけで感想です。
父親が背負わされた借金“100億円”のカタとして、生まれ故郷・神入島を奪われ、違う土地で暮らすことになった少女・神入空。思い出の詰まった「神入島」を買い戻すためにアルバイトを続ける空は、謎の少年・秋山風月と出会う。自分の策に従えば100億円が手に入るという風月の計画に乗り、空は幼馴染みの蒼海路と共に大金を盗み出すことを決意する――!!
ということで今回の主人公は神入空。可奈ちゃんと同じ元気印の女子高生かと思いきや、旅館の女将となるべく英才教育を受けたスーパー女子高生です。5か国語ペラペラで格闘技で大の男数人を叩きのめして礼儀などの諸作法もばっちり。ただし彼女の父親は残念だった・・・。
紹介にある「借金のカタ」というのは父親が先物取引で泥沼にはまったせいだったりします。よく聞くダメなヤツですね。
ちなみに「グリフターズ」ってなんぞや？と思って調べてみると映画がヒットしました。
3人の詐欺師たちの愛憎と運命を描いたラブサスペンスドラマ
とのことでたまたまかな？と思いましたが3人組だし「詐欺師たち」とあるのでこの映画タイトルが元ネタっぽい。
収録は1~3話。サブタイトルはナシ。1話はQ.E.D.iff19巻にも特別掲載されていました。空が海路と風月とチーム結成、脱税された金の一部を奪うという流れ。２話からは本格的に100億円稼ぐための話が始まります。
莫大な金を稼ぐには莫大な金が集まる所に行かねばならぬ、ということで最初の目的は超大富豪のアルマと知り合いになること。作戦立案は風月、実行は空と海路の2人。「アルマに信用されていない」という風月は一体何をやらかしたのでしょうか？あと女子高生の空よりも背が低いですが歳いくつだ？
アルマの「神様からの贈り物」の話はそのまま「人生の幸せとは何ぞや」という問いになりそうですね。結局金があれば自由にはなるけど幸せになれるとは限らないよ、という感じ。現にこのアルマも超大富豪ですが、旦那が事業に失敗するわギャンブルにおぼれるわ浮気するわ、挙句の果てに命まで狙われるわとなかなか大変そうです。
さて、「神様からの贈り物」を受け取った者同士、空とアルマが一気に仲良くなったかに見えたのですがちょっとした不注意からアルマから銃を突き付けられることになった空。
「あなた何者？」
というセリフで2巻に続く！ちなみに2巻は10月15日発売、今度もQ.E.D.iff20巻と同時発売の予定とのこと。ﾔｯﾀｰ。
空はこのピンチをどう切り抜けるのか？風月の狙いは何か？ここから1兆円の詐欺へはどうつながるのか？そして海路の恋路は実るのか！？といったところで空のグリフターズ1巻の感想でした。
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